ストレスコーピングの種類と生活に活かす方法

ストレスコーピング 種類

ストレスコーピングは、心理学用語でネガティブな出来事や状況によって生まれた苦しみやストレスに対して対処するための行動のことを言います。

ストレスコーピングの種類は、二つのタイプに分けられます。一つ目は問題に焦点を当てる問題焦点型と二つ目は情動に焦点を当てる情動焦点型です。

ネガティブな出来事や状況に陥ったときに問題焦点型と情動焦点型と使い分ける必要があります

用語を知っていたとしても実際に生活に使えなければ意味がありません。ストレスコーピングの2種類(問題焦点型と情動焦点型)をどう使い分けるかご紹介したいと思います。

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問題焦点型

問題焦点型の時には、問題を解決することが求められます。そのため問題焦点型を使うときは、自分のおかれた状況に対して何か建設的なことができると感じたときに利用しましょう

具体的な解決方法としては一般的ですが以下のことが考えられます。
・問題解決するためにすべてを注ぎ込む。
・問題を小さく分解してできることを取り組む
・問題解決するための行動計画を立てる。
・本当に大切なことを見極め行動して、必要のないことは切り捨てる。
・問題解決のために専門家など解決できそうな人にアドバイスをもらう。

情動焦点型

問題焦点型でネガティブな出来事や状況は解決できそうと思う人が多いでしょう。しかし自分ではどうしようもなくコントロールできないことはあります。

現在起きているネガティブな出来事や状況に対して手が負えない、ショックが強すぎて行動が起こせない場合は情動焦点型を選択したほうがいいでしょう。

情動焦点型にも二つのやり方があります。一つ目は行動に基づいた方法、二つ目は認知にものづいた方法です。

行動に基づいた具体的な方法としては、問題に対して気を紛らすために運動をしたり、友達と出かけたりするなど基本的に楽しいことをすることです。一時的に問題に対する苦しみや痛みから逃れて、将来的に問題解決できる心構えを持てるようにします。

認知にものづいた具体的な方法としては、ネガティブな状況をあえてポジティブなことに解釈し直して受け入れることです。例えば大きな試合で負けたときに、あえて負けたことによって得たことを考えてみることです。

何かつらいと感じたときに問題焦点型と情動焦点型の2種類をうまく使い分けて上手にストレスと付き合ってみてください。

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