思い込みをなくすためにはどうすればいいのでしょうか?
思い込みは時に人生の推進力になってくれることがあります。しかしほとんどの場合は、人生の可能性を狭めてしまったり、正しい情報を捻じ曲げてしまい大きな失敗を引き起こすことになりかねないのです。
確証バイアスの具体的な例と回避する方法でも書きましたが、自分が思い込んでいることを捨て去ることは簡単ではありません。
しかし4つの簡単な質問をすることによって、思い込みをなくし正しい判断するための手助けになってくれます。わかりやすく説明するために具体例をあげながらご紹介したいと思います。
4つの質問と具体例
例えば「私はもう一生結婚できない」と考えているとしましょう。そこで次の質問をしてみてください。
1.それは本当ですか?
もう一生結婚できないと思っているが、本当にまったく可能性はゼロなのでしょうか。
2.それは絶対に本当ですか?
「いや本当に結婚できないわけではない。ただし結婚適齢期が過ぎて結婚することは難しい状況である。」というなら一生結婚できないわけではないことがわかる。
3.その考えを信じているとき、あなたはどうなりますか?
一生結婚できないと考えると寂しくて、悲しくなる。どんどん孤独になっていくと考えると憂鬱になる。
4.その考えを信じていなければ、あなたはどんな人になりますか?
結婚できるなら出会いを求めて人に会ったり、誰かいい人がいないか友達に紹介してもらおうと考えられる。
そして4つの質問をした後に、考え方をひっくり返してください
どうなるかと言うと「私はいつでも結婚することができる」となります。そうすると「私は一生結婚することができない」とどっちが本当なのでしょうか。
こうやって私はもう一生結婚できないと考えていた人が、結婚できないのは単なる自分が結婚する気がなかったと気がつくことになります。
この4つの質問は、とても効率的に確実な形で自分自身の思い込みを的確に指摘して、なくしてくれる手助けをしてくれます。やり方は頭で考えてもいいですが、紙に質問に対しての答えを書き出したほうがクリアになるでしょう。
簡単な4つの質問をすることによって自分の人生はもっと可能性があり、間違った情報により判断していたことに気がつくはずです。