近年のテニス界を引っ張るBIG4(マレー、ナダル、ジョコビッチ、フェデラー)の一角であるノバク・ジョコビッチ。BIG4の中でも最近ではノバク・ジョコビッチの強さは突出しており、世界NO1を長く維持しています。
なぜノバク・ジョコビッチは、強いのか?プレースタイルを徹底検証していきたいと思います。
弱点がほとんどないオールラウンダー
ジョコビッチのプレースタイルは、サーブ、リターン、ドロップショット、フィジカル、スライス、フラットなどすべてにおいて超ハイレベルにこなせてしまうオールラウンダーです。
とにかく弱点という弱点がほとんどありません。そのため他のライバルたちは、ジョコビッチに対していかに倒していくかわからず負けてしまう場合が多いです。相手に付け入る隙を与えていないのが現在無類の強さを維持している要因のひとつでしょう。
コートカバー力が異常に高く鉄壁の守備力を誇る
ジョコビッチのプレースタイルを語るうえで欠かせないのがコートカバー力です。とにかくコートカバー力がとんでもなく高いです。
他の選手では拾えないような球でも拾いまくります(笑)。他の選手ではエースが決まってしまうような球でもジョコビッチは拾います。とにかくどんなショットを打ってもボールが返ってくるので、相手の選手はまるで壁に向かって打っているような感覚に襲われるそうです。何度もボールが返ってくるので相手は我慢できず、ミスを犯してしまいます。
ジョコビッチの異常なコートカバー力を支えているのが、強い足腰の筋力と高い柔軟性です。
股関節が柔らかいので力一杯に足を延ばすことができるので難しい球でもボールを拾うことができます。しかも足腰が強いので態勢が崩れてもボールをしっかり返すことができるのです。
またジョコビッチは、スライディングもうまくてまるでクレーコートでやっているように他のサーフェースでもやってのけてしまうのです。
少し古いですがジョコビッチの異常なコートカバー力がわかる映像がこちら。対戦相手のナダルもコートカバー力は異常なのですがそれを上回っています。
世界屈指のストローカー
ジョコビッチのプレースタイルを語るうえでもうひとつ欠かせないのが世界屈指のストローカーであることです。とても深くて鋭いストロークをフォアでもバックでもほとんど差がなく打つことができます。
特にジョコビッチのダブルバックハンドは世界最速と言われるだけでなく、広くそして高い精度で打つことができます。ライバルからしたらとても脅威に感じる武器でしょう。さらに押し込まれても脅威のカウンターショットを打つことができます。
ジョコビッチの強さはいつまで続くか?
ジョコビッチはプレースタイルを検証すればするほど強さがわかります。BIG4時代と言われますが、今の状況はジョコビッチ1強時代といっても過言ではないでしょう。
ジョコビッチを打ち崩し、NO1の地位を奪い取るのは誰なのか?BIG4の誰かかそれとも錦織、ワウリンカ、チリッチ、ラオニッチなのか?ジョコビッチは最近強すぎるので、できれば対抗できる選手が出てきて欲しいですね。